平井和正 Kazumasa Hirai
1938年5月13日、神奈川県横須賀市生まれ。
中央大学法学部在学中の1961年、『殺人地帯』が「SFマガジン」第一回コンテスト奨励賞を受賞し、作家デビュー。
1963年、漫画原作を担当した『8マン』（絵・桑田次郎。少年マガジン連載）は、その後自らがシナリオライターのチーフを務めてTBSでアニメ化され、大ヒットを記録する。
1967年、『幻魔大戦』（絵・石森章太郎）を少年マガジンに連載。
1969年『狼男だよ』、1971年、『狼の紋章』が爆発的なヒット、『ウルフガイ・シリーズ』は若い世代の心を捕らえ、ジャンルの枠を超え、その後の漫画、アニメ、ゲームに決定的な影響を与え続けている。
1979年に刊行開始した『幻魔大戦シリーズ』は“ハルマゲドン”旋風を巻き起こし、総計2000万部を超える大ベストセラーを記録。1983年には、角川映画でアニメ映画化される。
平井和正作品の装画は、『狼の紋章』以来『幻魔大戦』に至るまで、世界的イラストレーター生賴範義が担当し、そのコンビは時代を象徴するアイコンであった。
1992年には日本神話を題材とし、“ラストハルマゲドン・ストーリー”と名付けた『地球樹の女神』を完結させる。
1994年、日本で初の本格的書き下ろしオンライン小説『ボヘミアンガラス・ストリート』をパソコン通信10ネットで連載。1997年からは、最新作の新たなウルフガイシリーズ『月光魔術團』などをインターネット上で販売開始。電子書籍での精力的な執筆活動を行う。
2015年1月17日没。