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『PortableDock』を使って、
旧ハードディスクを有効に活用しよう

Libretto60 東芝
●価格/25万8000円 ●CPU/ペンティアム(100MHz)
●メモリー/16MB ●HDD/810MB
●グラフィック/6.1インチTFTカラー液晶、640×480ドット(1677万色)

第二ステージ
ウィンドウズ再セットアップという名の強制的重労働

書斎
あまり見せたくないが(笑)、
これが書斎のデスクトップだ。
こうやって見ても、
リブはかわいかろうが?
ひらりん
FD64
まったく。
64枚ものフロッピーディスクを
挿し抜きする苦労は、まさに地獄だ。
ディスクの収拾もつかん。
 横暴なトリックスター、無敵ひらりんが来ないうちに、大急ぎで是非ともいっておきたいことがあるのだ。戯文の大偉材、スタパ齋藤氏だが、世界中見回してもこんな傑作な文章の書き手はちょっと見当たらんぞ。
 名物女性編集者・牧野姉さんもすごい。しばらく前、このテストレポート欄で、唐突に“前号のあらすじ”と来て、わあっと叫び、しばらく自失していたりした。この文章感覚、ただごとでない才筆だ。アキバの大元帥・島川センセーの顔を逆撫でしてくれる奇襲コマンドもよいし、コータリ氏のひねくれ感覚がウリの中年の哀感迫るツッコミもよい。『だサル』いしかわじゅん先生、酔余の漫歩みたいな浮遊感覚もよい。水口画伯のローン地獄のお笑い草紙も格別だ。マンガキャラ“地獄の編集者”アカザーもシャクライもすでにして旧知の仲だ【注1】
 わたしはウィンドウズ世代だから、まだパソコン雑誌は2、3年しか読んでいないが、真先に読んだのが最強のお笑いパソコン雑誌『EYE・COM』で、「父上にもっとも相応しいパソコン雑誌を選んで差し上げました」という息子に恩義を感じている。それだけではない、領収書コレクター・キングのF岡編集長もハード松村も、偽善者呼ばわりの目が笑わないキクチ【注2】もみんなみんな知り合いで、これほど居心地の良い雑誌はどこにもない、と書いたところで、ひらりんがわたしの後頭部を殴りつけた。
 ええい、鬱陶しい、ゴマスリはええ加減にせんか。言霊使いの平井和正が聞いて呆れるわ。ボーイズども、性懲りもない、アホの言いぐさなんかに耳を貸すな。こやつは今、言霊が切れて、禁断症状を起こしとるのだ。言霊はヤクよりもよっぽど効くが、そのぶん禁断症状も激しいのだぞ。こやつ平井和正は、リブレットの再セットアップで不慮数百回、フロッピーを取っ替えひっ替えスロットに出し入れしとるうちに、頭が悩乱しちまい、普段やったことのないゴマスリに如何わしい快楽を覚えとるのだ。ふん。言っとくが、ワシはアンチMS派だぞ。しかし、毎週メールを寄越すビルGは好きだし、オメーラの元社長・西和彦の『デジタル日記』も愛読しとる。よいか、デジタル日記、絶対に打ち切りなど許さん。今際のキワまで書き続けさせい。西和彦かわゆいのお【注3】。その文章もキュートで微笑ましい。まことに得難いタレントというべきだな。使途不明金60億だと? かまわん、ひらりんが許す。600億だろうと1200億だろうと許す。米国の累積赤字と比べてみよ。吹けば飛ぶぞ。
 済みませんお歴々の皆さん、ひらりんがなにやら口走っておりましたが、あのトリックスターはいつも本気ですので、冗談など決していわないバケモンですので、どうぞ寛大なお気持ちで許してやってください。さて、急いで本題に戻るが、大容量HDDに積み換えて、総計64枚のフロッピーを、機械に命じられるまま唯々諾々と挿したり抜いたり、言葉にするとかなり厭らしい作業を7時間にわたって脂汗の吐き気のうちに難行苦行として続けるのだ。わたしはもう済ませたが、読者のボーイズはこれからだ。山珍居へ出掛けて季節ネタの春巻(潤餅というのだ)を食してくる間に済ませておけい。あれっ、またひらりん弁だ、おかしいな。なにしろ多重人格ですので、済みません。ちょっとトイレに立った間に割り込みをかけられたりするんで。しかし、もうコントローラーを取り戻したので大丈夫だと思うが。

ユーザーが味わう地獄をわかってるのかっ!

 しかし、ひどいもんだ。こんな苛烈な重労働をユーザーに平気で押しつけるメーカーの鈍感さ、容易なものではないぞ。このテストレポートに使用したリブレットは、すべて自前で、メーカーに義理はない。せめて、おたんこ、ぐらい言わせろ。くらあっ、メーカーの社長っ、おめーも1回ぐらいユーザー地獄の苦役を味わわんかっ。
 困ったことだ。調子に乗ったひらりんが出ずっぱりになってしまいそうだ。急いで、今回のテーマを実践してしまおう。

HDDを換装するとHDDが余るのだ

HDD増設
PortableDock
2.5インチIDEハードディスクを
増設できるドライブケース
『PortableDock』(MICROTECH製)。
快適だぞ。
 さて、偉大な事業には犠牲がつきもの。リブの旧HDDを引っこ抜いたことを覚えていよう? みごと大容量HDDに積み換えは成功したが、あの哀れな810MBという敗残の旧HDDの処遇はどうするか? 余計ものだからといって、東芝本社のビルに投げ返したりしてはいかんぞ。まだ使い道があるのだ。友達に呉れてやるのもよいが、もっとよいのは、既存のシステムでの活用だ。たくさんのデータが詰まっていたらなおさらだが、これをおニューの大容量HDDに引っ越しさせるのは、大変な苦労が要るぞ。
 で、アキバの大店『T−ZONEミナミ』で獲ってきたのが『PortableDock』だ。写真を見よ。PCカードでリブ本体に連結する。ほれ、810MBといえば結構な大容量のリムーバブル・ドライブの誕生だ! リブレットの薄型HDD、ちょっとガタつくから、エアシートでもかましておくとよい。
 ところで注目! このPortableDockに積まれたHDD、このままではリブレットのBIOS、認識してくれんぞ。ここだな、多くのボーイズがまごつくのは。リブレット本体の内蔵HDDはマスターで、余計者のHDDはスレーブだ。マスターとスレーブなんて、パソコン世界でまさかSM感覚を味わえるとは思わなかったぞ。余計者のHDD、リブレット本体の女王様からすると、まさしくスレーブだ。生意気な余計者のHDDなど認識して貰えんのだ。
 スレーブにはスレーブの生き方がある。ジャンパー・ピンを挿して、スレーブの証を見せねばならぬ。ひれ伏してスレーブの証拠を見せれば、ほれ見ろ、すぱっと認識して貰えたろうが。
 IDEタイプのHDDがマスター、スレイブの永遠の主従関係にあることを、つい失念するのだ。女と男も永遠のマスター、スレーブの関係であることも決して忘れるでないぞ、ボーイズどもよ。

ひらりんからのやさしい注釈集

【注1】
『東京トホホ会』も落としてはならん。しかし、ワシに言わせればアレは『東京破壊魔界(とうきょうとほほまかい)』だ。身震いするほど魅力的で恐ろしい魔界だな。
【注2】
 これを書いている時、キクチが編集部を辞めたことは知らなかった。しかし、目が笑わない偽善者笑いの編集者がキクチだったか、ヤトミンだったか思い出せず、週アスのバックナンバーを全部ひっくり返し、更に足りずに『EYE・COM』まで引っ張り出した挙げ句、キクチが犯人(おいおい)だと突き止めた経緯がある。偽善者笑いのキクチはフリーライターで復帰するそうだ。よかったな。週アス編集者といえば、ワシの担当クロサキのことも、本名を黒崎健時というのだと勝手に思い込み、やっぱり空手家上がりで強いんだろうな、などと真剣に考えたりしたものだ。
西和彦
ラブリィ?(制作/牧野伸康)
【注3】
 もちろん元社長・西和彦のぬいぐるみ人形のことだ(ひらりんは、あのフィギュアをぬいぐるみだと思っている)。
協力:週刊アスキー編集部、イラスト:余湖裕輝
<週刊アスキー 1998.9.17掲載>
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